Microsoft Office 64bit版 と 32bit版

ビジネスソフト

Windowsが32bit版であれば、Microsoft Officeは当然32bit版しかインストールすることができません。Windowsが64bit版であれば、Officeは64bit版に限らず、32bit版と64bit版のどちらでもをインストールすることが出来る。なお、Windows11は64bit版しかありません。

Windosのbit数とOfficeのbit数が一緒でなければならないというのであれば話は簡単ですが、そうではないため、混乱を生じています。

いまだにOffice 32bit版がインストールされる理由

下記はOffice 2010についての記述の引用です。Winowsが64bit版でも、互換性の問題のため、32bit版Officeのインストールを推奨されていました。MicrosoftとしてはOffice 2016までは既定のインストーラーは32bit版でした。

64 ビット OS に Office 2010 のインストール DVD-ROM をセットした場合、既定では 32 ビット版 Office 2010 のインストーラーが起動します。これは、64 ビット OS 環境に対しても 32 ビット版 Office 2010 をインストールすることが推奨されているためです。

32 ビット版の Office 2010 を使用することで、サード パーティ製アドインなどとの互換性の問題を回避できるのに対し、64 ビット版 Office 2010 をインストールした場合、こうした互換性の問題が発生する可能性があります。64 ビット版の導入に際しては、以下のマイクロソフト Web サイトを参考に、事前に互換性などの点を確認検討したうえでインストールを行ってください。

64 ビット版の Office 2010 をインストールする方法 (microsoft.com)

一方、Office 2019、2021、Microsoft 365では既定のインストーラーが64bit版に変更になっています。しかし、企業ではいまだに、32bit版をインストールしているケースが多いと思います。

32bit版と64bit版の違いは、下記リンクに記載されています。

64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する - Microsoft サポート
32 ビット版の Office と 64 ビット版の Office のどちらをインストールするかの判断に役立ちます。 どちらのバージョンが適しているかは、どのように Office を使用するかに応じて異なります。 32 ビット版 Offic...

企業において32bit版をインストールする理由は、従来のMicrosoftの推奨が32bit版だったということに加え、Excelなどのマクロで32bit版では正常に動作するが、64bit版では動作しないというケースがありますが、このような互換性の問題が生じないように、32bit版を選択しているのです。

安定性はOffice 64bit版がいいのでは?

確かに、MicrosoftのWebサイトの記述では、互換性を重視する場合の選択肢は32bit版になるかと思いますが、どうも現在の環境では、32bit版は良くないと思います。感覚的だが、32bit版はフリーズ、クラッシュする頻度が64bit版に比べ格段に多いように感じます。

もう少し継続して様子を見て、引き続き報告していきます。

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